高知お遍路タクシー|高野山の旅も自由で快適な観光タクシーで
2024/4/6
今回ブログは、高野山の宝院さんです。説明は日新タクシーの徳野さん100%監修です。
写真提供:個人高知観光タクシー 山本
私のお遍路の知識やお作法は、徳野さんの伝授によるものです。
宝亀院
高野山真言宗の別格本山の寺院でご本尊さんは十一面観世音菩薩さん。御寺(おころもでら)とも呼ばれ新西国三十三箇所第6番札所になってます。
入定信仰
空海さんが奥の院に入られて86年後の延喜21年(921年)10月21日の夜60代醍醐天皇さんの枕元に突如として髪や髭が伸び放題で袈裟や衣も汚れて破けている姿の空海さん現れたそうです。
驚いた醍醐天皇さんは以前から東寺長者の観賢さん(空海さんのひ孫弟子)が空海さんに大師号を授けてほしいと訴えていた事もあり10月27日に空海さんに弘法大師の号と新しい衣を授けました。
観賢さんが高野山奥の院に入ると、髪や髭は伸び放題で袈裟や衣も汚れて破けている空海さんが現れました。
そこで観賢さんは髪や髭を剃刀で剃って、井戸の水で衣を染め直し新しい袈裟と衣に着替えてもらったそうです。
この伝説からいまだに空海さんは生きていて私たちを見守ってくださっている入定信仰が生まれました。
そしてこれ以来毎年空海さんの入定日である3月21日に、天皇家から衣が送られ井戸の水で染め直し
新しい衣を奥の院の弘法大師御廟に供えているのです。
そして井戸のある場所に醍醐天皇さんは観賢さんを開山として高野山内に勅願寺を建立することにしました。
空海さんが宝5年(774年)6月15日に生まれたことから寺の名前は宝亀院となったそうです。
なお空海さんの髪や髭を剃った剃刀は観賢さんの故郷の讃岐に持ち帰り塚に埋めたそうです。(現在は高松市西ハゼ町剃刀塚と観賢さんのお墓があります。剃刀塚の場所のマップ
また後日ご紹介致します。徳野さんが
〇大師堂
弘法大師衣替霊場として鬚が伸びている姿の入定大師が祀られていて堂内にある御衣井には弘法大師御
廟に供えるための衣を染める「御衣染の霊水」が湧いています。去年着ていた衣を小さく刻んだ御守りもあります。
〇人生幸朗
奥にボヤキ漫才で有名な人生幸師匠のお墓があります。(関西以西の人しかご存じないかも?)
入定信仰の源となった宝亀院さんに是非ともご参拝
ください。
それでは皆さま。ようお参りでした。
日新タクシー 徳野さん100%監修
写真提供 高知観光タクシー 山本